よくわかる脳梗塞の予防・治療Navi

脳梗塞の前兆チェックテスト「Fast」

脳梗塞の前兆を確認する方法「FAST」について解説。早期発見が脳梗塞改善のカギを握っています。

日常のちょっとした違和感…実はそれ、脳梗塞の前兆かも?

FAST
脳梗塞前兆のチェック・テスト

体の中の災害といわれる「脳梗塞」。前触れもなく、いきなりやってくる病気だと考えられています。しかし脳梗塞が発症する前兆として、体にサインが出ることがほとんど。前兆であるサインに気づければ、負担や後遺症が軽くなります。ここでは、脳梗塞の前兆を確認する方法「FAST」について紹介しているので、ぜひチェックしてください。

バランス感覚障害

F(FACE:顔)

脳梗塞の前兆のひとつに、顔の麻痺があります。以下の症状が見られた場合は、脳梗塞を引き起こす可能性が高いため、すぐに病院で診察を受けてください。

  • ・顔がゆがむ
  • ・顔の片側に力が入らない
  • ・顔の片方が動かなくなる
  • ・片方の目が見えなくなる
  • ・視野が一部だけ狭くなる
  • ・焦点があわない

■チェック方法

口角をあげることでチェック。口を大きく開き、「イー」と言いながら口角を上げます。その時に両方あがっていない場合は注意が必要。また、食べ物が口からこぼしてしまう場合も、顔の麻痺が疑われます。

A(ARM:腕)

麻痺は腕にも見られやすい症状です。以下の症状が見られた場合は、腕が麻痺している状態だと判断できます。

  • ・腕に力が入らない
  • ・急に手の力がなくなり、持っているものを落とす
  • ・モノを掴めない
  • ・字が思うように書けない
  • ・腕や手がしびれる

■チェック方法

手のひらを天井に向け、前ならえのイメージで両腕を肩の高さに真っすぐ伸ばします。腕を伸ばした状態を数十秒間キープ。この時、片方の腕だけが下がる場合は、脳から筋肉を使うための指令が届いていない可能性が高いため、脳梗塞が疑われます。

S(SPEECH:言語・言葉)

脳梗塞の前兆が、言語や言葉に表れる場合があります。特に左脳に影響が出ている人に起きる症状です。具体的に、以下のような症状が出る人は注意してください。

  • ・話すときにろれつが回っていない
  • ・言葉が上手く出てこない
  • ・言い間違えが増える

■チェック方法

簡単で短い文章を声に出してみましょう。分かりやすい例には「今日の天気は晴れです」「私の名前は○○です」「好きな食べ物は△△です」などがあります。

言葉につまる・ろれつが回らない場合、脳梗塞による言語障害や口・喉の麻痺が起こっているかもしれません。

T(TIME:時間・発症時刻)

FACE、ARM、SPEECHの症状があれば、すぐに病院へ行きましょう。「様子を見てから…」と思いがちですが、緊急度の高い状態なので、ためらわず救急車を呼んでください。以下の内容を、医師に伝えられるようにすると診療がスムーズになります。

  • ・どのような症状が出ているか
  • ・発症した時間

■チェック方法

特に重要なのは、「発症した時間」。なぜなら脳梗塞は発症時間で治療方法が大きく変わることがあるからです。できるだけ細かく伝えるようにしましょう。

脳梗塞は早期発見・早期治療が重要です。進行が進むと脳の損傷部位が広がり、脳で詰まった血管が破れるリスクが高くなります。脳神経科のある病院で診てもらい、専門的な治療を受けるようにしてください。

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