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知ってる?隠れ脳梗塞

隠れ脳梗塞のチェックリスト、ぜひやってみて下さい。

生活習慣病 脳梗塞に関する基礎知識

基礎知識隠れ脳梗塞とは?

脳の中で小さな血管の詰りができている状態を指す「隠れ脳梗塞」。自覚症状がないために見逃されがちですが、そのままにしておくと深刻な脳梗塞につながる危険性があります。

本格的な脳梗塞の発症を未然に防ぐために、隠れ脳梗塞についてしっかり学んでおきましょう。

隠れ脳梗塞を見つけるためのテスト

隠れ脳梗塞の進行を防ぐには、どのようなことに注意すべきなのでしょうか。無自覚で起きている小さな脳梗塞を発見するためのセルフチェック方法をご紹介しましょう。

目つぶり足踏みテスト~小脳の隠れ脳梗塞を見つける~

床に目印をつけて自分の位置を確認したら、まっすぐに立つ。目をつぶってその場で足踏みを50回行う。足踏みは腕をしっかりと振り、できるだけ太ももを上げて行うこと。足踏みしたら目を開けて、始めの位置からどのくらい離れたかを確認する。

始めの位置から、体の向きが45度、距離が75センチ以上離れていた場合は、小脳の頸髄に隠れ脳梗塞がある可能性大です。

両手出しテスト~大脳の隠れ脳梗塞を見つける~

目を閉じ背筋をのばして立つ。両腕を左右平行になるように肩の高さまで持ち上げる。手のひらを上にし、小指が内側、親指が外側になるようにして、指をまっすぐ伸ばすのがポイント。そのまま10秒静止。

片方の腕が内側に傾いて下がってきたり、ひじが曲がってきて、手の指が開き気味になってきたりしたら、前頭葉に隠れ脳梗塞の疑いあり。

手が内側に傾かず、そのまま下がってきた場合は錐体路のあちこちに隠れ脳梗塞がある危険性もあります。

40代の3人に1人がかかっているという隠れ脳梗塞

脳梗塞という病気は、ある日突然意識が無くなったり、体の麻痺などの症状が現れたりするイメージがあります。ですが実際は、小さな血管の詰まりが積み重なって起こることが多いそうです。

高血圧や糖尿病などの持病がある方は、動脈硬化によって脳の血管が狭くなっていることがあり、ごく小さな数ミリ程度の脳梗塞が脳のあちこちで起こっていることがあるのだとか。

それらの小さな脳梗塞は、いわゆる「隠れ脳梗塞」と呼ばれていて、脳ドックでMRI検査を受けた時などに発見されることが多くあります。本人には自覚症状が全くないので、驚いてしまう人が多いとか。

しかし、MRI検査を受けた方のうち、40代の3人に1人、50代では2人に1人に「隠れ脳梗塞」が発見されると言われているのです。60代の方では8割の方に発見されるそうで、脳梗塞は私たちにとって身近な病気といえるでしょう。

小さな脳梗塞が増えて本格的な脳梗塞へ

隠れ脳梗塞の中には、数分程度の症状が出てすぐに消える「一過性脳虚血発作」というものと、全く症状が現れないうちに進行する「無症候性脳梗塞」の2種類があります。

一過性脳虚血発作については、脳梗塞を発症する前の重要なサインとして注目されています。この発作を起こした方の3割程度は、2~3年以内に本格的な脳梗塞を発症させると言われているからです。この発作を見逃さずに治療することが、脳梗塞を未然に防ぐポイントになります。

無症候性脳梗塞の場合は、気が付かないうちに脳梗塞が進行してしまいます。脳は予備能力が高いので、一部の血流が滞って機能が低下してしまっても別の細胞でカバーして、機能障害が起こることはありません。しかし、それを放置してしまい、あちこちで小さな脳梗塞が起きてしまうと、一生涯続く障害や生命の危機を招いてしまうのです。

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