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脳梗塞と不眠の関係性

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基礎知識脳梗塞と不眠の関係

なかなか眠れないといった睡眠に悩みを持っている人や、眠りが浅く熟睡出来ないという不眠症状を持っている人は、もしかすると脳梗塞の前兆によるものかも知れません。
不眠が続くことで脳にどのような影響があるのか、その理由について詳しく解説していきます。

 

現代社会において不眠に悩む人が増えている

厚生労働省の調査によると、日本人の5人に1人が睡眠に何かしら問題を抱えていると出ています。

さらに年齢を重ねるごとに不眠傾向になるとも言われており、60歳以上の人は3人に1人が睡眠に悩みを抱えているようです。

不眠の症状は主に寝付きの悪さなどの入眠障害、いつもより早く目が覚めてしまう早朝覚醒、眠りが浅く何度も起きてしまう中途覚醒の3種類があります。

これらの症状は誰しもが経験したことがあるかも知れません。数日~数週間であれば大抵は日常のストレスや生活リズムの乱れなどが関係しているもので、自覚症状があっても不眠症ではないので問題はありません。

しかし、1ヵ月以上に渡り睡眠に上記のような症状がみられ、倦怠感やめまい、物事の意欲が低下するなど日常生活にさまざまな支障を感じるような場合は、不眠症の可能性が高いと考えられます。

また、不眠症となることで身体の機能にも悪影響を及ぼしてしまうため、病院で原因を確かめることが大切です。

睡眠不足は脳が休まらず免疫力が低下する

充分な睡眠をとるということは、身体だけでなく脳を休めるという重要な役割があります。

睡眠は人生の3分の1を消費するほど、心身ともに健康な身体を維持するために欠かせないものとなっています。

毎日の睡眠時間が不安定になることで、不規則な睡眠環境でいる状態が続きます。不眠は自分が気付かないうちに脳や身体に大きなダメージを与えてしまっているのです。

近年の研究でも毎日の睡眠時間が平均4~5時間の人たちは、睡眠時間が毎日6~8時間確保している人たちよりも、4~5%も脳卒中になる確率が高かったということが明らかになっており、慢性的な不眠は脳のさまざまな疾患に大きな影響を与えていることが分かっています。

また、睡眠時間が不足することで脳波が乱れて免疫機能が著しく弱まり、病気に対する抵抗力も低下し、体調を崩しやすくなります。これも脳梗塞になる可能性を高める要因となります。

不眠は血管にも負担を与えている

不眠になってしまうと全身の血液を運んでいる血管にも影響を及ぼしていることを知っていますか。

実は不眠症の人の血管は、睡眠時に行われている成長ホルモンによる血管の修復作業が行われず、起きていることで日中と同じように心拍数や血圧が働いて低下ません。睡眠することで休まるはずの機能が活動していることで血管にかかる負担が増しています。

こうして知らない間にどんどん血管がダメージを受け、弱まることで、抵抗力を失い脳梗塞の原因のひとつである血管の血栓が出来やすい状態になってしまうのです。

血栓は血管の壁が脆くなって壊れることで出来るのですが、血栓が増えたり大きくなることで、血液の流れを妨害するようになり、血液が栄養や酸素などを運搬することが出来なくなります。

すると、脳に送られてくるはずの栄養や酸素など途切れてしまい脳の機能が停止し、脳梗塞などを発症する確率が高まると考えられています。

 

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