よくわかる脳梗塞の予防・治療Navi

脳梗塞の原因

脳梗塞になってしまう原因について解説します。

生活習慣病 脳梗塞に関する基礎知識

基礎知識原因は?

脳の血管が詰まることで起こる脳梗塞。詰りの原因や、脳梗塞を引き起こしてしまう習慣などについて考えてみましょう。

脳梗塞の下地となるのは動脈硬化

動脈は、私たちの体全体に巡らされたしなやかで太い血管。心臓から出た血液を全身に送る重要な役割を果たしています。その動脈の内部に、血液中の余分なコレステロールなどが付着して固まってしまうと、動脈自体がかたくなって血液をたくさん運ぶことができなくなってしまいます。動脈がしなやかでなくなると、全身になかなか血液が行き届かなくなり心臓に負担をかけてしまうことがあります。

さらに、内部にたまった余分な脂質のせいで血管が狭くなってしまったり、内壁がもろくなって剥がれ落ちてしまったり、血管が破れやすくなってしまうこともあるそうです。

そのような状態を動脈硬化症と呼んでいます。

動脈硬化は、言うなれば血管がさびてボロボロになっている状態。脳の血管が詰まって血流がストップし、脳の一部に栄養が行き届かなくなる、脳梗塞の下地ともなってしまう症状です。

血管を詰まらせる最大の原因は生活習慣病

動脈硬化は、別名“サイレントキラー”とも呼ばれていて、ほとんど自覚症状がないまま進行してしまいます。何らかの不調が出てきた時には、すでに心筋梗塞などの心疾患や脳梗塞などの脳血管疾患の一歩手前となっているケースも少なくありません。脳血管疾患や心疾患は、この2つだけで日本人の死因の3分の1を占めていることからも、いかに血管の健康が私たちの体を支えているのかが分かりますね。

それでは、血管を詰まらせて動脈硬化を引き起こし、脳梗塞へと進んでしまう原因とは何なのか、考えてみましょう。血管を劣化させる原因として挙げられるのは、以下のようなものです。

血管の詰まりの原因となる習慣

○太り気味である
○喫煙をする
○週に3日以上の飲酒
○運動不足
○脂質の多い肉や濃い味付けを好む
○満腹になるまで食べる
○ストレスを感じている

上記のような生活習慣に、高血圧や糖尿病、脂質異常症など生活習慣病が加わると、さらに血管の劣化に拍車がかかってしまいます。脳梗塞を引き起こす要因を排除するためには、暴飲暴食を避け、適度な運動を行うなど、生活習慣病予防に良いとされる生活改善が効果的であることが分かります。

心房細動にも要注意

成人の方の一般的な脈拍は1分間に60〜100回であると言われていますが、これよりもゆっくりであったり急速であったりする状態を、心房細動(いわゆる不整脈)と呼びます。

この心房細動は若い人でもお年寄りであっても年齢は関係なく、健康な人でも起こるようです。特に、高血圧や糖尿病、心筋梗塞などの疾患を持っている人、アルコールやカフェインを多く摂取した時などにも起こると言われています。

心房細動がある人は、血流が低下して心臓の中で血液が固まりやすく、血栓となりやすい性質があります。この血栓が脳にまで運ばれると細かな血管を詰まらせてしまい、脳梗塞の原因となってしまうことがあるそうです。一説では、脳梗塞の15%が心房細動による血栓が脳に詰まったことで起きていると言われているほどです。不整脈の症状がある人は、心臓でできた血栓による脳梗塞に注意が必要であると言えますね。

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