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脳梗塞とポリフェノール

ポリフェノールの脳梗塞への働きを解説しています。

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ポリフェノール

赤ワインに含まれる健康成分として話題となったポリフェノール。動脈硬化や脳梗塞を予防する効果について、特徴や摂取する際のポイントなどをまとめて解説します。

ワイン

ポリフェノールは体を老化させない抗酸化物質

人間の細胞は酸素や栄養が供給されないと機能しないため、私たちは常に呼吸をして酸素を体に取り込むことを繰り返しています。しかし、体内に入った酸素は時に様々な物質と結びついて酸化し、細胞にとって有害な物質に変化してしまうことがあります。

例えるなら、金属に付着するサビのようなもので、細胞にくっ付いたサビはやがて細胞を衰えさせ機能を奪ってしまうそう。それが老化現象のひとつの原因となるわけです。

体をいつまでも若々しく健康に保ちたいと思ったら、細胞をサビさせない=酸化させないことが重要。そこで、抗酸化物質の力を借りるアンチエイジングがブームとなっています。

ポリフェノールに代表される抗酸化物質は、ほかの物質よりも早く酸素と結びつくことでサビの発生を防ぐと言われています。さらに、体内でサビが発生するきっかけとなりやすい、鉄分などの金属成分をポリフェノールがいち早く発見して取り込み、酸化を防ぐ効果もあるそうです。ダブルの抗酸化効果で、私たちの体を老化から守ってくれるのです。

コレステロールの酸化を防いで動脈硬化を防止する

ポリフェノール健康効果のひとつとして、動脈硬化を予防する作用についても紹介します。

特にアテローム脳梗塞の原因となる動脈硬化は、血管内部に悪玉コレステロールなどの余分な脂質が堆積することで発生します。以前は、単純に脂質が血管内に付着することが原因だと言われていましたが、現在までの研究で、動脈硬化には酸化現象が関わっていることが分かってきています。

血液中に増えすぎてしまった悪玉コレステロールが何らかのきっかけで酸化し、酸化したコレステロールをマクロファージが異物として認識。マクロファージは酸化コレステロールを捕食してブヨブヨに変質してしまいます。それが血管の内壁にくっ付いて破壊し、動脈硬化が発生してしまうのだとか。

ですから、動脈硬化を予防するためには、悪玉コレステロールの量を減らし、酸化を防ぐことがポイントとなります。そこでポリフェノールの抗酸化力が威力を発揮するというわけです。

血液中でポリフェノールがいち早く酸化することにより、悪玉コレステロールの酸化を抑えます。酸化していないコレステロールは異物として認識されないので、マクロファージが反応することもなく、血管の内壁に蓄積することも少なくなり、動脈硬化が発生するリスクが減るのです。

赤ワイン以外にも…いろんな種類のポリフェノールを摂ろう

ポリフェノールは、赤ワインに含まれるワインタンニン、植物や果物の色素であるアントシアニン、お茶のカテキンなど、抗酸化作用の強い成分の総称。実に様々なタイプのポリフェノールが、いろいろな食品に含まれています。

一説によると、すべての植物には何らかのポリフェノールが含まれているそう。ブドウやお茶のタンニン、ゴマのリグナンなど、あらゆる野菜や果実、植物の葉などには、ポリフェノールが存在していると考えてよいでしょう。

オランダで行われたある調査では、1日にポリフェノールを19㎎以下しか摂取しない人と29mg以上摂取した人とを比べると、多く摂取した方が動脈硬化による死亡数が半分以下になるというデータが出ているそうです。

いろいろな種類の野菜や果物を積極的に摂取する食事は、栄養学的にもポリフェノールを摂取して病気予防するという意味でも、効果的であると言えますね。

ポリフェノール

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