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生活習慣 | 脳梗塞の再発予防

生活習慣で脳梗塞の再発を予防する方法を解説しています。

血液をサラサラにするには?脳梗塞の再発予防

生活

毎日の食事や運動、睡眠は、私たちの健康に大きな影響を及ぼします。特に、全身を巡っている血液は、体のあらゆる部位の不調を写す鏡のようなもの。生活習慣が血液や血管に与える影響や注意点、改善のためのポイントについて考えてみましょう。

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血流や血管は生活習慣の影響を受けやすい

血液は、常に私たちの全身の細胞を巡りながら酸素や栄養を供給し、細胞からは老廃物を受け取って排出する器官まで運搬する役割を担っています。体のどこかに不調があれば、血液にその影響が表れます。食事やストレスなど、外からの影響が出やすいのも血液です。

例えば、食事の内容や生活習慣が悪化すると、血液の粘度が増す“ドロドロ血”と呼ばれる状態になりますが、このドロドロの内容は、体が直面している問題をそのまま反映していると言われています。

脂肪分の多い食事やアルコールを過剰に摂取している人は、血小板の凝集性が高まり、粒状のものが流れているような血液なので、“ザラザラ血”。ストレスや寝不足が続いて弱っている人の血液では、白血球が増えて粘着性が増し、複数の白血球がかたまって内壁にくっつく“ベタベタ血”になるそう。

血液中に有害な物質が増えれば、それによって損傷や劣化してしまうのが血管。血液や血管の不調は、私たちの体や心の状態、周辺環境の状況を如実に反映するものと言えます。だから、健康診断の基本は血液検査なわけですね。

こんな人は要チェック!血管を傷つける悪い生活習慣

血液の状態を悪化させ、血管に傷をつけてしまう可能性が高い、悪い習慣があります。気が付かずに何気なく行っていることにも、ドロドロ血の原因となってしまう悪習慣があるかもしれません。

以下に挙げた項目へチェックが多い人は、血液の健康に注意して生活習慣を変える必要があると言えます。

【ドロドロ血になりやすいNG生活習慣】

  • タバコを吸う
  • お酒が好きで毎日日本酒2合またはビール大瓶2本以上飲む
  • ストレスを感じることが多い
  • 紫外線を浴びることが多い
  • エスカレーターやエレベーターを良く使う
  • 休日はゴロゴロして過ごすことが多い
  • 毎日深夜0時以降に就寝する
  • 朝の目覚めが悪い
  • 朝食は食べない
  • 食べるのが早い
  • どんぶりや麺類が好き
  • 週に5回以上外食する
  • 甘いお菓子が好き
  • 缶コーヒーやジュースが好き
  • 暑い日でも手足は冷たいことが多い

未然の予防のために気を付けるべき生活習慣

たばこを吸わない

たばこの煙に含まれているニコチンには血管の収縮や血圧を上昇させる働きがあるため、動脈硬化を引き起こします。脳梗塞は一度発症すると再発する確率が高いので、喫煙者で動脈硬化の心当たりがある方はすぐにでもやめましょう。

お酒を飲み過ぎない

アルコールをたくさん摂取すると血圧が上昇し、脳梗塞の発症率を高めます。また、アルコールを分解する際に体内の水分が奪われ、脱水状態になることも。脱水も脳梗塞の原因となるので、お酒の飲みすぎには注意が必要です。

ストレスを溜めない

ストレスを感じたときに分泌されるホルモンは、血糖値を上げます。ストレスによって持続的に血糖値が上がってしまうと、動脈硬化を招く危険が。ストレスは生活習慣の乱れで引き起こされるので、栄養バランスの良い食事を1日3回きちんと取り、睡眠時間を確保するなどして規則正しい生活を送りましょう。また、毎日の血圧をチェックして適正な血圧を把握することで、血圧の変動に敏感になることができます。

適度な運動をする

血圧が高いと血管がダメージを受けるため、脳梗塞が起こりやすくなります。運動は内臓脂肪を燃やし、血圧を下げるので脳梗塞の予防として効果的です。激しいトレーニングをするのではなく、階段を使用したりテレビを見ながらストレッチしたりするなど、日頃の生活から身体を動かすようにしましょう。

再発予防のための3つのポイント

脳梗塞の急性期(発症後3週間程度)は、特に脳梗塞の再発率が高くなるので注意が必要です。再発を防ぐためには医師の指示に従い、次のような生活を送りましょう。

勝手に薬の服用をやめない

脳梗塞の再発予防のお薬は、基本的には一生飲み続けていかなければなりません。入院後に落ち着いたからもう大丈夫だろうと思うのは危険です。 「飲まなくても大丈夫だろう」と考えて薬を途中でやめたり、飲み忘れたりすることで再発します。

水分を補給する

身体の中から水分が減少すると血液がねばねばになって流れが悪くなり、血栓ができやすくなります。血栓は脳梗塞の原因です。汗をかいた時や風呂上がりなどは、意識して水分補給を心がけてください。

定期的に検査を受ける

定期的に検査を受けて、脳梗塞が再発するリスクを抑えましょう。検査は手足の動きや目の反応をチェックする「神経学的検査」、超音波検査やX線検査などする「全身状態の検査」、CT・MRI撮影や血管や心臓エコーなどを行う「臨床病型診断」などがあります。

生活習慣病の予防が脳梗塞も防ぐ

血液をドロドロにする悪習慣は、生活習慣病へとつながる悪習慣でもあります。逆に言えば、一般的に言われている生活習慣病予防の方法は、そのまま血液や血管の健康を維持するための方法とも言えるわけです。

「タバコを吸わない」、「お酒は適量に」、「魚や野菜中心の和食メニューを」、といった生活習慣病予防でよく言われる項目は、耳にタコかもしれませんが、私たちの血液や血管の健康へと直結する要素です。

少しでも脳梗塞のリスクを減らしたいなら、日常生活に潜む悪を断ち切って、血液がサラサラになる生活を心がけましょう。

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