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脳梗塞再発を防ぐために検討すべき漢方薬

これでコワくない! 脳梗塞の予防&治療の最前線

血液をサラサラにするには?脳梗塞の再発予防

漢方薬

脳梗塞は、後遺症や再発のリスクもある病気です。後遺症の改善に効果的と漢方薬の服用について、副作用や煎じ方と飲み方を紹介します。危険因子の再発予防法についても、あらかじめ知識をつけておきましょう。

 

漢方薬が脳梗塞に効果的な理由

脳梗塞の原因には、大きく分けて2種類があげられます。
1つは、脳血管に発症する動脈硬化です。脳で動脈硬化が進むと、血管内部が狭くなって血液が流れにくくなります。すると、些細な血圧の変化によっても血栓ができて、血液が流れるのを止めてしまうのです。動脈硬化は、高血圧や脂質異常症などが原因ですから、これらの病気を予防や治療することも、脳梗塞の予防策になるでしょう。
もう1つの原因は、心臓にあります。心房細動という不整脈を発症した結果、心臓内に塞栓ができて血流に乗り、脳血管へと運ばれて血流がふさがれてしまうのです。

漢方薬で、動脈硬化に代表される脳梗塞リスクを低下させることも、脳梗塞対策法の一つです。漢方医学では、体力や気力、体質などの全身状態をバランスよく整えるために漢方薬を用いています。特定の病気とはいえないまでも、体調が悪い状態を未病といい、未病を改善することが漢方医学の根本なのです。気・血・水のバランスを整えることが重視されているため、脳梗塞の原因である血液関係のトラブル対策にも、漢方薬は効果的です。

漢方薬は副作用の心配が少ない

漢方薬は作用がゆるやかながら、一方では副作用の心配が少ないというメリットもあります。脳梗塞の後遺症の治療中における長期間の服薬については、副作用を心配する人も少なくありません。その点、漢方薬は、副作用をあまり心配せずに服用できるのがメリットになるのです。

実際に、後遺症の改善に、役立てられています。脳梗塞の後遺症の中でも、やる気の低下・不眠・不安・焦り・うつといった精神症状の改善には、漢方薬を用いるのがよいといわれています。精神症状が改善すれば、リハビリのやる気がアップして、運動能力の改善にもつながるでしょう。自分の体質や症状に合った漢方薬を服用できるように、漢方に詳しい医師や漢方薬局で相談するようにしてください。

漢方薬を服湯するときの注意点

・漢方薬の飲み方
漢方では、証(しょう)と呼ばれる、体質や体の状態などに合った漢方薬の処方が行われます。そのため、定期的な受診をしながら、1日3回の服用を基本と医師や薬剤師からすすめられることが多いでしょう。服用するタイミングは食間がよく、空腹のときのほうが効果的な点から、食事の1時間前には服用しておくのが適切です。体が回復するに従って、証にも変化がみられる可能性があるため、定期的に、欠かさず受診してください。

・漢方薬の飲み方
漢方では、証(しょう)と呼ばれる、体質や体の状態などに合った漢方薬の処方が行われます。そのため、定期的な受診をしながら、1日3回の服用を基本と医師や薬剤師からすすめられることが多いでしょう。服用するタイミングは食間がよく、空腹のときのほうが効果的な点から、食事の1時間前には服用しておくのが適切です。体が回復するに従って、証にも変化がみられる可能性があるため、定期的に、欠かさず受診してください。

・服用のポイント
服用後の注意としては、清涼飲料水や牛乳などを飲まないようにすること。期待する効果を得られない場合があります。空腹時に服用すると気分が悪くなるというようなときには、食後に服用してもよいかどうか、医師に相談してみてください。また、2週間服用しても改善しない場合も、医師に相談して処方を変えるなどの対策を考えてもらいましょう。通常は、漢方薬でも、急性疾患なら1~2日で、慢性疾患なら2週間程度で効果を実感できるケースが多いです。

・漢方薬の煎じ方
漢方薬を煎じるときには、薬の成分が変化してしまう容器を避ける必要があります。適しているのは、土瓶やホーロー、ステンレス、アルミ、耐熱ガラスなどの容器です。鉄や銅の鍋は、避けておきましょう。

容器に1日分の漢方薬と適量の水を入れたら、弱火にかけてください。全体量が半分くらいになるまで、ゆっくり煮詰めたら、ガーゼでろ過してコップや湯飲みなどに移し替えます。このように、水からじっくり煮出すことによって、漢方薬の成分がよく引き出されます。1回分の量は、温かいうちに飲むようにしてください。残った分は、冷ましてから冷蔵庫で保存します。

危険因子を減らすことも再発予防

脳梗塞の再発予防には、4つのポイントがあります。原因となった病気の治療・生活習慣の改善・薬物療法・手術を十分に行うことで、再発を最大限に予防可能です。

1.原因となった病気の治療
脳梗塞の原因となる病気とは、高血圧・糖尿病・脂質異常症などです。これらの病気は、動脈硬化の原因になり、動脈硬化は脳梗塞の原因となりえます。放置しておけば、脳梗塞の再発リスクが高まると認識しておきましょう。

2.生活習慣の改善
禁煙を含めた、食事や運動などの生活習慣を健康的に改善することも重要です。脳梗塞の遠因とされるよくない習慣が続けば、当然、再発のリスクも抱えたままということになります。寝不足や疲労は血圧が上昇するホルモンの分泌を促すため、動脈硬化の進行を招きかねません。疲れやストレスを感じる前にしっかり睡眠をとって、規則正しい生活を送ることが、再発予防の基本です。

また、血液ドロドロの状態を避けるために、水分を十分にとることも大切です。高齢でのどの渇きを感じにくい方はもちろん、夏場の暑いときや冬場の暖房がきいている環境にいるときなどにも、水分補給をこまめに行いましょう。ただし、心臓や腎臓を患っている方は、水分補給が心臓や腎臓に負担をかけてしまう場合があるため、事前に医師に相談してみてください。

さらに、適度な運動をしたり、栄養バランスがとれた食事をしたりすることも欠かせませんが、特に食生活では、毎日の栄養バランスを考えるのが難しいということもあるでしょう。そのようなときは、サプリメントで補足的に栄養を摂ることもできます。

3.薬物療法
血栓を防ぐ抗血栓療法が、薬物療法として行われます。血栓ができるのを防ぐために、抗血小板療法と抗凝固療法が選ばれます。

4.手術
脳梗塞の再発予防のために、手術で外科的治療を行う場合もあります。手術による脳梗塞の再発予防は、危険因子の管理や抗血栓療法だけでは効果が不十分な場合などに有効です。ただし、手術による外科治療は、全身状態や基礎疾患の状態などにより、実施できない場合がありますので注意してください。手術方法には、頸動脈の狭窄病変を取り除く頸動脈内膜剥離術、あるいは、血管内に金属を置いて血管を拡張させる頸動脈ステント留置術という2種類があります。

これら4つの再発予防策の他に、定期的に検査を受けることも脳梗塞の再発を防ぐ対策です。

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