よくわかる脳梗塞の予防・治療Navi

脳梗塞後遺症のリハビリのためにも利用したい在宅サービス

脳梗塞の後遺症があれば在宅サービスを検討して

在宅サービスは、脳梗塞による後遺症などで要介護認定を受けた方が利用できる、行政から提供されているサービスのことです。在宅サービスにはさまざまなものがあり、利用することで介護やリハビリを行いやすくすることができるでしょう。要介護認定を受けたら、積極的にこれらのサービスを利用していきたいものです。

在宅サービスの種類

要介護1~5に認定されている状態で、行政から受けられる在宅サービスの種類は、次の13種類です。

・訪問介護

要介護状態の方の入浴や排泄、食事などの介護や調理、洗濯、掃除などの家事を、介護福祉士や訪問介護士が行います。

・訪問入浴介護

自宅で日常生活を営むことができるように、入浴の支援を行い、身体の清潔を保ちます。

・訪問看護

中重度の要介護の方向けのサービスで、看護師やリハビリ専門職の方によって、世話や診療の補助が行われます。

・訪問リハビリテーション

身体機能の向上のために、理学療養、作業療法などにより、自宅でリハビリテーションを行います。

・居宅療養管理指導

通院が難しい方のために、医師や看護職員等によって、療養上の管理や指導が行われます。

・通所介護

デイサービスセンターに通い、入浴や排泄、食事などの介護や、生活と健康に対するアドバイス、機能訓練を行います。

・通所リハビリテーション

病院や診療所などに通い、理学療法、作業療法などによるリハビリテーションで、心身の機能回復を図ります。

・療養通所介護

看護師の観察が必要な方が療養通所介護事業所に通い、入浴、排泄、食事などの介護や世話、機能訓練などのサービスを受けます。

・短期入所生活介護

施設や老人ホームに短期間入所し、入浴、排泄、食事などの介護や世話、機能訓練を行います。

・短期入所療養介護

施設に短期間入所し、日常生活を送ることができるように、医学的管理の下で介護や機能訓練などが行われます。

・特定施設入居者生活介護

老人ホームなどの入居者に対して、生活の世話や機能訓練などが行われます。

・福祉用具貸与

必要な福祉用具を選ぶためのサポートと、貸与のサービスを受けることができます。

・特定福祉用具販売

入浴や排泄のための用具など、貸与対象とならない福祉用具の購入で、費用は保険給付による償還払いとなります。

在宅サービスの費用

在宅サービスを利用する時の費用は、各自治体によって異なります。多くの方が利用する訪問介護の費用について、いくつかの自治体を調べてみたので、その結果を掲載しておきます。

・秋田市

身体介護:30~60分/388円
生活援助:45分~/225円
通院等乗降介助:1回/97円

・横浜市

身体介護:30~60分/432円
生活援助:45分~/251円
通院等乗降介助:1回/108円

・武蔵野市

身体介護:30~60分/429円
生活援助:45分~/249円
通院等乗降介助:1回/108円

この費用は1割負担の場合での、利用者負担額の目安となっています。多少の差はありますが、大体の目安はこのくらいとなるでしょう。詳しくは、お住いの自治体に問い合わせてください。

利用時の注意点

在宅サービスは、介護者にとって便利なサービスが揃っていますが、利用する際に注意しておきたい点もあります。

・介護報酬が加算される事業所もあること
・在宅サービスには利用限度があること
・依頼できない項目もあること

介護報酬とは、在宅サービスを利用した時に、事業所に支払う報酬のことです。「加算事業所」として指定されている訪問介護事業所では、10~20%の報酬加算が行われます。端的に言えば、利用金額が高くなるということです。

加算事業所になるための要件は、一定の研修を修了していること、ヘルパーが健康診断を受けていること、介護福祉士の資格取得や実務経験の長さなど。加算事業所はこれらの条件を満たしているので、安心して介護を依頼できるということですが、金銭面が絡むことなので、これらのことを踏まえて事業所を選択してください。

また、在宅サービスは、無制限に全てのサービスを利用できる訳ではなく、要介護度に応じて利用できる範囲が決まっています。そのため、どの在宅サービスを利用するのか考え、本当に必要なものから利用しなければいけません。また、在宅サービスでは依頼できない項目もあります。これについては、次で詳しく紹介します。

介護保険で利用できない在宅サービス

在宅サービスでは、基本的に「利用者以外に関わること」は対象外です。例えば、利用者以外の家族の部屋の掃除、利用者以外の家族の衣類の洗濯などです。そのため、在宅サービスの中に「清掃」などの項目があったとしても、利用者が居住する部屋以外の清掃は対象外です。ほかにも在宅サービスとして依頼できない項目は、次のようなものです。

・来客の応対
・貴重品の取り扱いと管理
・草むしりや大掃除
・留守番
・家屋の修理
・ペットの世話
・医療に関わる行為

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