よくわかる脳梗塞の予防・治療Navi

脳梗塞の足に関するリハビリ

元の生活を目指して……脳梗塞のリハビリ治療

脳梗塞による後遺症…足のリハビリ

脳梗塞の後遺症である足の片麻痺は、リハビリで軽減、改善が期待できます。病院で行うリハビリも大切ですが、自宅でも簡単な道具でリハビリが可能なので、積極的に取り組みたいものです。

足がしびれて動かしにくくなる片麻痺とは?

脳梗塞の後遺症である片麻痺とは、脳梗塞発症により損傷を受けた脳と反対側の半身に麻痺が発生するものです。つまり、右の脳に損傷があったとしたら、左の足に運動機能の低下が起こり、動かしにくい、しびれるなどの症状が出ます。

片麻痺は脳梗塞の後遺症として最も多く、重度の片麻痺が残ると、立つ、座る、寝返りを打つなどの基本的な動作が一人でできなくなり、介護が必要な状態となります。

片麻痺を効率的に改善するリハビリのポイントとは

日常生活に支障をきたす片麻痺ですが、麻痺の程度によって、リハビリ次第では症状を改善させられる可能性も残されています。そのためには、より効果的なリハビリを行うことが重要です。そこで、片麻痺のリハビリを行うときのポイントを紹介します。

  • 発症直後からなるべく早めにリハビリを開始する
  • 発症から6ヵ月以内が回復のピーク
  • 自分でできることは自分でする
  • 毎日継続してリハビリをする

脳梗塞による片麻痺の回復は、発症から2~3ヵ月以内が最も回復率が高く、発症から6ヵ月までは緩やかに回復していき、6ヵ月を過ぎると回復速度は遅くなります。なるべく早めにリハビリを始めることが最も大切なポイントです。

自宅でもできる足の片麻痺改善リハビリ

自宅でも足の麻痺を改善するためのリハビリを行うことができます。足のリハビリには「OKC」と「CKC」の2種類があります。脳梗塞による片麻痺のリハビリで、より効果的だといわれているのはCKCの方です。

地面に足をつけて行うリハビリで、基本動作の中で行うため、日常生活の動作機能を改善する効果があります。また、マッサージやストレッチなどの方法も足の機能改善には効果的です。

自宅でできるリハビリ1:立ち上がり動作

立ち上がり動作は、椅子から立ち上がる動作の中で足のリハビリを行うというものです。ですが、ただ立ち上がるだけでは、麻痺が残っていない方の足で立ち上がってしまうため、訓練になりません。効果的に行うためにはポイントがあります。

  • 麻痺している足を椅子の下側に引き込む
  • 麻痺していない足を椅子から遠ざける
  • 立ち上がるときには体を曲げる

この様にして立ち上がると、自然と麻痺している方の足に力が入るため、効果的なリハビリを行うことができます。もし大変であれば、最初は椅子の手すりを持ちながら行ってください。そして徐々に足の力だけで立てるようにすると効果的です。

自宅でできるリハビリ2:踏み台昇降

踏み台昇降運動は、麻痺していない足を踏み台に乗せて、その後下ろすという運動を繰り返すリハビリです。麻痺している側の足で体を支える機能を向上させることができます。こちらも、効果的に行うためのポイントを挙げてみます。

  • 軸足は麻痺している足にする
  • 麻痺していない足はゆっくりと上げ下げする
  • 装具をつけている方はつけたまま行う

麻痺していない足をゆっくりと上げ下げすることで、麻痺していない方の足だけで支持する時間が増えます。足元が不安定な場合は手すりや壁などに手を添えて行ってください。踏み台は低いものでも大丈夫ですから、麻痺の足で地面を踏むことを意識すると良いでしょう。

自宅でできるリハビリ3:マッサージ

正しく行えば、マッサージも足の麻痺改善に効果が期待できます。マッサージには筋肉や関節を柔らかくする効果、筋肉の疲労をとる効果、麻痺部分に感覚を覚えさせる効果などがあるため、リハビリ後に行えば、足の疲れをとることもできて一石二鳥です。マッサージを行うときのポイントは次のようになっています。

  • 掌底部(掌の最も手首側の部分)を使う
  • 筋肉に対して強く押し込む
  • 足首側から足の付け根まで円を描くように行う

マッサージを強くしすぎてしまうと、皮下出血のリスクもあるため、適度な力でゆっくりと押し込むようにマッサージをしてください。

自宅でできるリハビリ4:指ストレッチ

足の指が動きにくいという方は、指ストレッチをリハビリに取り入れることも効果的です。指ストレッチは麻痺している指の側面にある筋肉を揉みほぐすだけでもいいですが、タオルを使って引っぱる方法もおすすめです。

タオルを足の指に引っかけて、そのままタオルの両端を手で引っ張ります。入浴中や入浴後の体が温まっているときにすると良いでしょう。個人差はありますが、タオルを使ったストレッチを続けていると、少しずつ足の指が動くようになってくるといわれています。

足の指が少しずつ動くようになってきたら、高反発のグリップやタオルなどを足の指でつかむ訓練も同時に行ってください。

先輩はどのように立ち向かったのか

事例は異なりますが、脳梗塞に立ち向かった先輩方や、その御家族がどんな取り組みをされていたのかを知ることはとても大切です。脳梗塞で倒れ、現在は復帰してプロスカウトをされている、元プロ野球選手の「柏原純一」さんと奥様の体験談をご紹介いたします

【体験談】「自分が脳梗塞になるとは思ってなかった…」
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