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脳梗塞のリハビリ体験談

元の生活を目指して……脳梗塞のリハビリ治療

脳梗塞後のリハビリ体験談について

突然家族が脳梗塞を起こし後遺症を抱えてしまうと、様々な不安があるはずです。リハビリの大変さや今後の生活の質はどのくらい回復するのかなど、本人や家族も気になることがあるでしょう。そんな方は脳梗塞後のリハビリを体験した方の声を参考にしてみてください。

半身麻痺のリハビリ体験談

趣味のハイキングの途中で突然左手足に力が入らなくなり、救急車を呼んでもらいました。そのときに脳梗塞と診断され、左半身に麻痺が残りました。発症当初は血圧が高く、上が220、下が110もあったため点滴により治療を続けながら安静が必要でした。急性期の3日ほどで血圧もだいぶ安定してきたため、ベッドの上でのリハビリ開始です。最初は手足を動かす、床ずれを防ぐなどの訓練で、5日にはベッドに座れるほど回復しました。しかし、ろれつが回らずうまく話せない後遺症があり、嚥下障害も認められゼリー状の食事からになりました。10日には立つことができ、14日には装具を付け歩行訓練できるまでに。その後リハビリテーション専門病院へ転院し、歩行や着替え、嚥下障害も回復しました。退院する際には自宅の安全のための改修も考えてくれ、今も通所リハビリを続けています。現在はハイキングするのは難しいものの、杖を使って近所を歩くくらい回復しました。また、家族は介護保険の申請やケアマネージャーとの相談、通所リハビリテーションの手配など行いリハビリをサポートしました。

手足の麻痺のリハビリ体験談

54歳で脳梗塞を発症し、そのときの精神的な影響は言葉で表すことはできません。脳梗塞で倒れた日は、ちょうど夜中に論文を読んでいたときでした。なんとなく左手に不快感を感じているうちに、左半身に力が入らず転んでしまったのです。同居の母に助けを求めようにも声が出ず、やっとの思いで救急車を呼んでもらうことができました。脳梗塞は発症直後から4日くらいまでに、病巣周辺が腫れるため症状が悪くなることが多いです。そのため不安感が強かったのを覚えています。発症後3日目に麻痺した部分が硬くならないよう、ベッドの上で手足を動かす訓練が開始になりました。自分で動かせる部分は極力動かすようにしながら、動かせない部分は家族の介助が必要です。4日目には起立することができ、ベッド横で用を足すこともできるようになりました。8日目からはリハビリ病院に転院し、退院後自宅に戻ってからもリハビリをしました。途中めまいがして自宅でのリハビリを断念しながらも、職場復帰することができたのです。一時期は握力が10kgしかなかったのが、今では遅いですがキーボードを打てるように、車のハンドル操作もできるようになりました。誰にも負けないくらい訓練をしたのが良い結果につながったのだと思います。

失語症のリハビリ体験談

ある日、仕事中にろれつが回らないことに気が付き、会社の人が救急車を呼んでくれました。病院では脳梗塞だと診断されました。からだの麻痺はなかったのですが、言語障害を抱えてしまいました。2週間入院して退院し、リハビリセンターで評価してもらった際に、失語症だと診断されました。入院中も言葉のもつれや会話ができない状況があったのですが、自然に治ると思い対処しませんでした。また、病院側からの説明もなかったです。麻痺も特になく問題はないと思っていたのですが、言葉が相手に上手く伝わらないのも失語症です。私は言葉を使う仕事なので、人とやり取りするために、これはまずいなと感じ、リハビリセンターで訓練してもらうことにしました。通うことを決めた段階ですでに半年過ぎていましたから、不安な気持ちがあったのが事実です。訓練のおかげで、少しずつまわりの雑音にも慣れてきて、文字や記憶の部分も回復しました。今は仕事で相手と交渉できるようになることを目標に、訓練に取り組んでいます。

右手麻痺のリハビリ体験談

朝会社に行くのに着替えていたら、ふらふらと立っていられなくなりました。妻がちょうどいたので救急車を呼んでもらい、救急隊員の人の話では脳梗塞の恐れがあるということです。実は5年前にも脳梗塞は経験しており、そのときは後遺症もなにもありませんでした。今回は急性期の病院は1か月入院し、3週間のリハビリ期間でした。リハビリを続けるうちに歩くことや箸を持つこともできるようになりました。しかし、階段が苦手だったり、とっさの動作が右手でできなかったりします。また、話をしているときも、ろれつが回らない状態が多く、以前は当たり前の仕事ができなくなっていました。そんなときリハビリセンターに通うことになり、お灸などを利用すると動きやすいと感じています。退院したときはリハビリもこれでおしまいと思っていて、これ以上良くなることはないと感じていました。しかし、今では退院後よりも動作がスムーズで、もっと目標をもってリハビリしていきたいと思うように変わりました。

先輩はどのように立ち向かったのか

事例は異なりますが、脳梗塞に立ち向かった先輩方や、その御家族がどんな取り組みをされていたのかを知ることはとても大切です。脳梗塞で倒れ、現在は復帰してプロスカウトをされている、元プロ野球選手の「柏原純一」さんと奥様の体験談をご紹介いたします

【体験談】「自分が脳梗塞になるとは思ってなかった…」
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