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ストレスと脳梗塞

脳梗塞とストレスの関係を解説しています。

脳梗塞になりやすい人はこんな人

Stressストレスをためやすい

働き盛りの若い世代が、体調不良を訴える原因のひとつとして挙げられるのが、過剰なストレスです。継続して強いストレスを感じ続けることによって起こる弊害について、脳梗塞との関係を例にあげながら考えてみましょう。

ストレスをためやすい男性のイメージ

ストレスで自律神経やホルモンバランスが乱れる

自律神経は循環器や消化器など、内臓の動きを調整している神経です。私たちが意識しなくても消化器が食べ物を消化し、呼吸が維持できるのは自律神経が24時間働き続けているから。昼間に活発に働く交感神経と、夜に働く副交感神経をバランスよく調整しているのです。

ところが、昼夜逆転の状態が続いたり強いストレスを感じたりすると、自律神経の働きが乱れ、内臓を上手く動かすことができなくなる恐れがあります。このような状態を、自律神経失調症と呼ぶことがあります。

不眠や頭痛、倦怠感などの症状が出ると言われていますが、どのような症状が出るかには個人差があります。中には動悸や不整脈などが起こることがあり、心臓への負担が心疾患につながることも。不整脈によって血栓ができ、脳の血管へと飛んで脳梗塞の原因となることが考えられます。

ストレスが急激な高血圧を招く

私たちの体では、心理的な圧力を感じるとアドレナリンやノルアドレナリンを分泌して、ストレスを緩和する働きが起こります。アドレナリンなどの神経伝達物質を放出することで体を一種の興奮状態にさせ、強いストレスから身を守ろうとしているわけです。

しかし、このことで一時的に全身の血管が収縮してしまい、心拍数が上がって血流量が増すので、結果的に血圧が上がってしまうのです。

仕事や人間関係などで慢性的にストレスを感じている人は、高血圧の状態が長く続くようになり、脳の血管が傷つきやすくなります。高血圧によってラクナ梗塞などの脳梗塞のリスクが高まってしまうのは当然のことです。

ストレスから喫煙や飲酒へつながるという問題も

ストレスそのものが身体へ悪影響となってしまうのは当然ですが、それ以外にも注目すべき弊害があります。それは、ストレスを回避しようと私たちが取ってしまいがちな行動です。

仕事が忙しかったり、悩んでいたりすると、お酒を飲む量が増えたり、甘いものを食べ過ぎたりする人はいませんか?仕事の合間にどうしても喫煙しないと気が済まない人や、ストレス解消と称して飲み会へ参加し、暴飲暴食してしまう人も多いことでしょう。

このように、私たちがストレスを感じた時についつい取ってしまう行動にも、病気を呼び寄せてしまう要因が隠されています。生活習慣病や脳卒中、心疾患などの原因となりやすい喫煙や過食、大量の飲酒は、ストレスと常に隣り合わせていると言っても過言ではありません。

ストレス解消の方法が飲酒や喫煙しかないという人は、運動や趣味など、健康にプラスになるような別の方法を考えておく必要がありますね。

ただでさえストレスで体はボロボロになってしまうわけですから、暴飲暴食や喫煙によってさらに追い打ちをかけるようなことは絶対にやめましょう。

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