よくわかる脳梗塞の予防・治療Navi

喫煙・飲酒と脳梗塞

脳梗塞と喫煙・飲酒の関係を解説しています。

脳梗塞になりやすい人はこんな人

Tabacco/Alcohol喫煙・飲酒をする

喫煙や大量の飲酒は、脳梗塞に限らず様々な病気の原因となることはよく知られている事実。ニコチンやアルコールが脳の血管にどのような悪影響を与えるのか、その恐ろしさについて具体的に解説していきます。

喫煙・飲酒をする男性のイメージ

ニコチンで血液ドロドロに…動脈硬化が進む!

タバコのニコチンは人間の体にとって有害となる化学物質です。ニコチンの最も注意すべき問題点は、血管を収縮させて血圧や心拍数を上げてしまうところ。脳の血管を収縮させて血流を阻害し、脳卒中のリスクを急激に高めてしまいます。

さらに、ニコチンを長期間摂取し続けると、常態的に高血圧となり心臓へ大きな負担をかけてしまいます。高血圧が脳の血管を傷つけて、脳梗塞のラクナ梗塞を引き起こしてしまう危険もあるのです。

ニコチンには、血小板を活性化させて固まりやすくさせる働きがあることも指摘されています。喫煙を続けると、血小板が固まって血液がドロドロになり、血栓ができやすくなってしまうそう。血栓は脳の血管の詰りに直結し、脳梗塞の発症率を確実に高めます。

血管を収縮させて血圧を上げ、血小板を凝固させるなど、体へのあらゆる悪影響が想定される喫煙は、いますぐ止めるべき。幸い、禁煙して2年ほどで脳梗塞のリスクが減り始め、5年すると喫煙していない人と同じレベルにまで下がると言われているので、できるだけ早く禁煙する努力を始めましょう。

大量の飲酒は脳梗塞のリスクを増加させる

お酒は百薬の長と言われ、少量ならリラックス効果や血管の拡張効果が期待できるとされています。しかし、必要以上の飲酒は健康を害するものに変わってしまいます。

脳梗塞の発症とアルコールの関係について調べたデータでは、1日のアルコール摂取量が12〜24g程度であれば、全く飲酒しない人よりも脳梗塞の発症率が28%少ないとされています。しかし、1日の摂取量が60gを超える人の場合は、発症率が1.69倍にまで高まってしまうそうです。

ビール500mlのアルコール量は24gになると言われていますから、その程度の量で抑えて置けば、脳梗塞のリスクが回避できるわけですが、ちょっと調子に乗って500ml缶を2本以上飲んでしまうと、一気に脳梗塞を発症する可能性が高くなってしまいます。

また、大量に飲酒すると、利尿作用の促進で起こり得る脱水症状や、睡眠時の無呼吸、血小板の凝集作用が高まるなどの恐れが。結果、血液がドロドロになって、脳梗塞の原因となる場合もあるので注意が必要です。

喫煙&大量飲酒で活性酸素が大量発生!

喫煙や大量飲酒が招く害は、ほかにも考えられます。タバコに含まれるニコチンやアルコールは、細胞や血管を傷つけて機能低下を起こす有害物質“活性酸素”を増加させてしまうのです。

体内に活性酸素が増えると、血管が老化して弾力性がなくなったり、内壁がボロボロになったりして、詰まりが起こりやすくなります。脳の血管で活性酸素が大暴れすれば、血栓ができやすくなり脳梗塞の発症率が急速に高まります。

喫煙や大量飲酒が私たちの体に与える影響は、ニコチンやアルコールそのものによる害だけでなく、活性酸素による害も想定しなければなりません。

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