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高尿酸血症・痛風

これでコワくない! 脳梗塞の予防&治療の最前線

脳梗塞になりやすい人はこんな人

hyperuricemia高尿酸血症・痛風

サラリーマンの健康診断で指摘されやすい高尿酸血症・痛風ですが、どんな症状がでるのかご存知でしょうか。放置すると脳梗塞のリスクを高めるといわれている病気です。脳梗塞とどんな関係があるのか、予防のためにどんな対策ができるのかをご紹介します。

脳梗塞と高尿酸血症・痛風の関係性

高尿酸血症・痛風は、動脈硬化のリスクを高めて脳梗塞の危険因子になることが分かっています。メタボリックシンドロームや高血圧、脂質代謝異常症など生活習慣に関する疾患を併発する患者さんも多く、総合的な視点で考えたアプローチが検討されます。

高尿酸血症になりやすい生活は、他の生活習慣病のリスクも高めるものです。尿酸値だけに注目するのではなく、血圧やコレステロールなど複数の視点を考慮して、生活習慣改善に取り組む姿勢を持ちましょう。

高尿酸血症・痛風の症状と原因

高尿酸血症とは、尿酸が体内で増えすぎている状態を指します。高尿酸血症になっただけでは、自覚症状が出にくいとも言われています。痛風発作を起こしてはじめて、高尿酸血症に気付く方もいるでしょう。痛風は、ひどい痛みを伴う関節炎です。「風が通っただけでも痛い」というのが、病名の由来とされます。少し患部に触れただけでも鋭い痛みを感じるため、仕事や日常生活に影響を及ぼします。ひどい痛みを伴う発作自体は、数日間で治まります。そのため、痛みが引いたのをいいことにそのまま放置してしまう方もいますが、根本の原因となった高尿酸血症へのケアを行わないと、何度も発作を繰り返します。高尿酸血症・痛風発作が疑われる場合には、医療機関を受診しましょう。

高尿酸血症の原因は、いくつかタイプが分かれます。全体の約6割程度は、尿酸が過剰に生成されて尿酸値が高くなる「尿酸産生過剰型」といわれています。1割程度の患者さんは、尿酸を上手に排出できない「尿酸排泄低下型」に分類されます。残りの3割程度は、両方の原因が考慮される「混合型」です。いずれにしても、体内に尿酸が増えてしまう病気と理解しましょう。

予防につながる理由

高尿酸血症は、心筋梗塞や脳卒中の原因になる可能性が示唆されています。そのため、高尿酸血症対策を進めていくことにより、脳梗塞の危険因子を間接的に減らすこともできるでしょう。尿酸が血管に悪影響を及ぼすことで脳梗塞のリスクを高めると考える説もあります。そのため、尿酸値が基準値を超えている場合は、生活習慣改善を考えましょう。尿酸値の基準ですが、7.0mg/dLが目安となります。この基準を超えていたら、意識的に尿酸コントロールを考えていく必要があります。血液検査データをもとに考えると、生活習慣の問題点が浮かび上がってきます。指摘された内容をもとに具体的な行動計画に落とし込み、高尿酸血症・痛風予防を進めましょう。

具体的な予防方法

高尿酸血症・痛風を予防して脳梗塞リスクを軽減するため、どんな対策ができるでしょうか。健康的な身体作りを進めるにあたって意識したい、生活習慣のポイントを順番に見ていきます。

1.カロリーコントロールを意識する

尿酸値が高い方には、肥満傾向が目立ちます。プリン体を制限することも重要ですが、まずは日々の摂取カロリーを記録しましょう。カロリーの摂り過ぎを改めるだけでも肥満防止に役立ち健康な身体の基盤ができます。肥満を解消するだけで尿酸値が正常に戻るケースもあるため、食生活の改善を意識することが大切です。ゆっくりよく噛み、味わいながら食事すると、少量でもしっかり満足できます。豆腐やこんにゃく、根菜類など低カロリーで腹持ちがいい食材を上手に取り入れて、肥満防止に努めていきましょう。

2.外食を控えて自炊をはじめる

ファーストフードやファミリーレストランに頼っていると、どうしてもカロリー過多になりやすい傾向がでてくるはずです。外食頻度を減らして自炊に挑戦すると、栄養バランスを意識した調整ができるでしょう。お弁当を持参するのが難しいようなら、いろいろな食材を盛り込んだ定食メニューを検討します。ご飯の大盛りをやめる、麺類のように栄養が偏りやすいメニューを避けるなど、自分なりのルールを決めておくのもおすすめです。

3.適度な運動習慣をつける

軽めの運動を日常的な習慣にすると、尿酸値のコントロールに役立ちます。いきなりハードな運動を始めると、かえって尿酸値が上がってしまうリスクがあります。ウォーキングやサイクリングなど気軽に挑戦できる有酸素運動から取り入れてみましょう。運動後には、十分な水分摂取を意識します。水分が足りないと尿酸値が上がりやすく、毎日2Lの水分補給を目指します。砂糖が入った飲み物はカロリー過多になりやすいため、ミネラルウォーターや無糖タイプの炭酸水を飲みましょう。

4.アルコールはほどほどに

ビールはもちろん、他のアルコール類も尿酸値を上げる原因です。週に2日は休肝日を作り、適量を守ってください。飲み会の席でも、飲み過ぎには注意します。ビールなら500ml、アルコール度数25度の焼酎なら120mlくらいをボーダーラインと考えて、高尿酸血症・痛風予防に役立てましょう。おつまみは高カロリーメニューが多いので、お酒と一緒に頼む品も工夫します。冷や奴、魚の煮付けなど食べて良いメニューをあらかじめ想定しておくと、お酒の席でも安心です。

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