よくわかる脳梗塞の予防・治療Navi

肥満・太り気味と脳梗塞

脳梗塞と肥満の関係を解説しています。

脳梗塞になりやすい人はこんな人

Overweight肥満・太り気味

肥満体型やメタボリックシンドロームは、生活習慣病や重大な疾患のきっかけとなってしまいます。肥満や太り気味な人が注意すべき、脳梗塞のリスクについて考えてみましょう。

肥満・太り気味の男性のイメージ

高血圧や糖尿病に次ぐ危険因子は…メタボ肥満

脳梗塞を防ぐために注意しなければならない因子として、高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病が挙げられます。それに次いでリスクが高いとされているのは、日常的な喫煙や大量飲酒、肥満やメタボリック症候群と言われています。

特にメタボリック症候群は、内臓脂肪にプラスして高血圧、高血糖、血中の脂質異常の中の2つを合わせ持ったものと定義されていますので、かなり危険度が高いと考えられます。

ぽっこりお腹のメタボ体質が動脈硬化を呼ぶ

手足は比較的細いのに、お腹周りだけがぽっこりと出てしまうメタボリック症候群。中年男性によく見られる症状ですが、お腹の周辺だけが大きくなる原因は、内臓の周りを中心として脂肪がついてしまうことにあります。

内臓脂肪の蓄積は糖尿病や高血圧、高脂血症に直接つながり、脳梗塞のリスクを高めてしまうので、メタボ症候群の人は通常の1.5~2倍も脳梗塞に罹患(りかん)する可能性が高いと言われています。

さらに、メタボの象徴である内臓脂肪の中には、血管を傷つけて動脈硬化を進めてしまう悪玉の大型脂肪細胞が多い傾向にあります。脂肪細胞には、傷ついた血管を修復して動脈硬化を予防する善玉の小型脂肪細胞もあるのですが、内臓脂肪が多いメタボ体質の方は、小型脂肪細胞が減って、悪玉の大型脂肪細胞が増えてしまうと言われているのです。

ですから、お腹ポッコリのメタボ体型の方は、大型脂肪細胞の影響で動脈硬化が進んでいることが考えられ、脳梗塞の危険度が高いことを認識しておかなければなりません。

内臓脂肪は溜まりやすく落ちやすい! 

メタボリック症候群の特徴のひとつである内臓脂肪は、脂質の多い食事やアルコールなどで簡単に蓄積されてしまいます。過食を続けていると、知らず知らずのうちに内臓周辺にびっしりと脂肪がついてしまっていることも。

「お腹周りが何となく太ってきたかな…」とか、「お腹が出てきたな…」と感じたら、食事の脂質やアルコール、カロリー摂取を制限する必要があります。

ただ、内臓脂肪は簡単に蓄積されやすい反面、食事内容や運動によって比較的落としやすい脂肪であると言われています。お肉を減らして魚と野菜中心のメニューに変える、甘いものを控えるといった食事の工夫と、ウォーキングなどの軽い運動を毎日行う習慣をつければ、確実に内臓脂肪を減らすことができるはず。

ほんの少しのガマンと工夫、生活改善でメタボリック症候群を改善し、動脈硬化を防ぐことができます。動脈硬化の進行を食い止めることができれば、同時に恐ろしい脳梗塞のリスクも回避できるわけですから、気になる人は今すぐにでも生活&食事の改善を始めることをおすすめします。

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