よくわかる脳梗塞の予防・治療Navi

脳梗塞の入院期間

脳梗塞の入院期間の目安を解説しています。

おさえておきたい脳梗塞治療の基本

入院期間はどれくらい?

入院する期間は?

脳梗塞を発症した場合、入院はどの程度の期間を想定しておくべきでしょうか?

重症度によって入院期間は変わります

脳梗塞は、症状や後遺症の有無、障害の重度によって大きく入院期間が異なるので、軽症な場合と重症な場合と、両方のケースを想定して考えておきましょう。

入院期間は平均20日くらい

脳梗塞を発症して急性期の点滴治療、および初期のリハビリなどで一般病院に入院する期間の平均は約20日前後だと言われています。脳梗塞は発症した患者さんの年齢にもよりますが、発症後に手足の感覚麻痺など中等度の障害が残るケースが最も多く、その場合は20日くらい治療とリハビリを行って退院、自宅へ帰るのが平均的と言えます。

起き上がるのも困難なケースや歩行困難などの運動障害が残った方の場合は、急性期の治療を行う一般病院へは1ヶ月程度入院し、ほかの回復期リハビリテーション専門病院へ転院、というパターンもあります。そのような重度のケースでは、転院先のリハビリ専門病院を探す間、2ヶ月ほど一般病院へ入院となる場合もあるようです。

軽症の場合は4日~6日の点滴治療で済むことも

病変が小規模で、ごく軽い脳梗塞の場合は数日の点滴治療のみで症状が改善し、退院できるケースもあります。点滴治療は薬剤の内容にもよりますが、4日から6日間程度安静にして点滴を受け、順調に症状が改善されれば、1週間ほどで退院が見込めます。

その際、点滴治療を受けるだけでなく、安静にしながらもリハビリを積極的に行い、日常生活に支障をきたさないほどに機能が回復していることが条件となります。場合によっては、退院後も引き続き、病院や自宅でリハビリを行う必要があります。

重症の場合はリハビリ病院へ転院し長引くケースも

急性期の治療が終了しても、寝たきりの状態や、重度の運動障害が残っているケースでは、一般病院での治療が終わった後、すぐに自宅で生活することが難しいのが現実です。そこで、リハビリ専門の病棟への転科や、回復期リハビリテーション専門病院へ転院するなどして、引き続きリハビリを行います。

重症の脳梗塞のケースでは、一般病院での治療と初期のリハビリは1ヶ月から2ヶ月行われることが一般的。その後、同じ病院のリハビリ専門病棟へ移動するか、ほかの病院でリハビリを専門に行っているところへ転院することになります。

回復期リハビリテーション専門病院は、疾患や障害の内容によって入院期間がおおよそ決まっていて、重度の脳血管疾患の場合は150日から180日程度入院できるとされています。リハビリ病院では、できるだけ早く自宅へ戻るまたは社会復帰をすることを目的に、土日祝日も含む毎日リハビリを行うことができ、1日最大3時間も集中してリハビリをするそうです。

リハビリ病院で180日間入院してリハビリをした場合、初期の治療を行った一般病院への入院を含めると、7〜8ヶ月間にも及ぶ長期入院になってしまうこともあります。

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