よくわかる脳梗塞の予防・治療Navi

脳梗塞と三大疾病保険

転ばぬ先の杖脳梗塞後に加入すべき保険

脳梗塞は三大疾病として保険のリスクも高い

脳梗塞は、日本人の死因で最も多い三大疾病の一つです。三大疾病の健康的なリスクや高額な治療費などについて正しく認識し、医療保険でどのような保障を受け、備えられるかについて紹介します。

三大疾病とは

日本人の三大死因は、悪性新生物(ガン)・心疾患・脳血管疾患です。これらは、まとめて三大疾病と呼ばれています。この三大疾病は、50年間にもわたり日本人の三大死因となっています。いずれの疾患も、経済成長と共に増えていることや生活習慣病に関係していることも、注目されています。脳梗塞は、三大疾病の一つである脳血管疾患の一種です。厚生労働省による、2014年度の人口動態統計の概況からしても、脳血管疾患を原因とする死亡人数は11万4千人を超え、死亡総数の約1割に到達しようかという勢いを見せています。

脳血管疾患には、くも膜下出血や脳内出血などの種類があるのですが、そのうち最も多い死亡者数の割合を占めているのが、脳梗塞です。11万4千人のうち、脳梗塞で死亡した人は6万6千人を超えています。もちろん、脳血管疾患と同じく50年間も日本人の死因の首位を占め、脳血管疾患以上の死亡者数を出している、ガンや心疾患も注意が必要です。しかし、脳梗塞では、発症後に要介護状態となる人が増えているという点にも注目しなければなりません。治療の技術が進化するに伴って、命を取りとめても後遺症が残るケースが増加しているのです。三大疾病の中でも、とりわけ後遺症問題に悩まされやすい脳血管疾患には、前向き、かつ現実的な対処をすることが大切です。

三大疾病のリスクは?

三大疾病は、死亡者数だけでなく、患者数が多い疾患でもあります。日本人全体の死亡者数に対して、三大疾病での死亡者数は半数を超えています。それほど、三大疾病のリスクは高いものだとわかります。三大疾病のうち、脳梗塞を含む脳血管疾患だけでも、死亡者数と患者数は多数です。2014年度の厚生労働省が調査した概況によると、脳血管疾患の総患者数は、117万9千人。男女別に見ると、男性が59万2千人であるのに対して、女性は58万7千人と、わずかながら男性の患者数が多いですが、ほぼ同等と見てもよいでしょう。

男性でも女性でも、脳血管疾患を発症するリスクは高いです。脳梗塞を含む三大疾病が、なぜこれほどまでに高いリスクを持っているのでしょうか。それは、生活習慣に原因があるためではないかと考えられています。生活習慣は、日常的なライフスタイルを意味しています。食事や運動などの生活の仕方が、三大疾病を招くリスクとなってしまいます。毎日を楽しむための生活習慣が、将来の健康を脅かしてしまうのです。健康面だけでなく、生活全体に影響を与え、自分だけでなく家族をもリスクに巻き込むことになります。逆に考えれば、生活習慣を改善すれば、三大疾病のリスクを減らせる可能性もあるということです。リスクに気付くのは、大事なことです。不安に感じること以上に、リスクを減らしていく対策を考えていくことができるからです。三大疾病のリスクを把握したうえで、これからの生活にかかるリスクを減らしていくためには、生活習慣の改善とあわせて、医療保険で万が一の時に備えることも大切です。

三大疾病の治療に必要な治療費

三大疾病の治療費は、高額の負担になってしまいます。命に直結する病気であることから、最先端の治療が行われやすく、入院日数も多くなる傾向があるためです。手術や入院だけでなく、治療に必要な薬の費用も高額になってしまいます。ガンなどは、先進医療になると保険適用外治療になります。そのため、全額が自己負担となり、非常に高額な医療費が必要となることもあるのです。治療によっては数百万円かかることもあります。

心疾患の治療でも、最新のロボットを使用した手術がよく行われるようになりましたが、保険適用外では全額自己負担になります。簡単な手術でも300万円を超えるともいわれており、限られた人のみが受けられる手術だと諦めてしまう人も多いでしょう。保険が適用される、一般的なカテーテル治療の費用でも、約1週間の入院を含めて30~40万円を見込んでおく必要があります。冠動脈バイパス手術ともなると、約2週間の入院を含めて100~150万円の治療費がかかる見込みです。保険が適用されるとはいえ、高額な治療費であることには違いありません。

脳卒中のなかでも過半数を占めている脳梗塞の場合は、保険が適用される治療が多いです。突然発症する脳梗塞は、対応が早ければ早いほど、その後の経過が良いといいます。脳梗塞の問題は、後遺症が出ると治療が長引き、治療費の負担も増えていく点です。リハビリが必要になれば、そのぶんの治療費も考えなければなりません。厚生労働省による社会医療診療行為別調査の結果では、脳血管疾患の平均入院日数は、102.1日です。ガンが20日程度、心疾患が20~60日程度なのに対して、大幅に長くかかる入院日数に圧倒されます。なかでも、脳梗塞は90日程度の入院を見込んでおく必要があり、1日あたりの入院費用も約2万円が平均的です。

医療保険で三大疾病に備えよう

三大疾病の患者数の多さを知ると、自分の身に降りかかることはないとも言い切れなくなってきます。病気になること自体、避けたいところですが、三大疾病になれば多額の治療費がかかる点も忘れてはなりません。そこで対策として考えておきたいのが、医療保険への加入です。脳梗塞を含めた三大疾病で入院した場合、どのような保障が得られるのかも知っておきましょう。

たとえば、ある保険会社では、三大疾病を発症したときの保障を自由に組み合わせることができます。三大疾病には、それぞれに多くの治療方法があります。手術や先進医療、入院や通院の仕方にも、選択肢がたくさん用意されているのです。そのような治療スタイルに合わせて、特約を組み合わせることで保障を設計できるのは、自由度の高い保険といって良いでしょう。保障内容や保障金額も選べますから、これまでの医療保険よりもメリットが大きい場合もあります。ガンの治療では、放射線や抗がん剤治療などもありますが、1回1回に高額な負担がかかります。しかし、医療保険に入っておけば、回数無制限で保障を受けられることも可能なのです。もちろん、一生涯にわたってサポートしてもらえる保険もあるため、治療が長期的になっても安心して治療に専念できます。

また、ある保険会社の医療保険では、三大疾病を発症したときに一時金を受け取れる保障があります。脳梗塞を発症して心配になるのは、後遺症が残って先々の生活に影響を与えるのではないかということです。社会復帰がいつになるか不透明な状態が続いたとき、一時金を受け取れる医療保険に入っていれば、ひとまず治療に専念できる環境が整います。このように、医療保険は、突然の病気の発症に備えるための、有効な方法といえるのです。

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